“うおぬま Jazz Camp Online 2021″は、8月27日(金)夜にオンラインによる開講式と前夜祭を行い、8月28日(土)~29日(日)2日間に渡り全21プログラムのオンライン配信をいたしました。
全国各地から50名以上の方にご参加いただき、大変盛り上がったジャズキャンプとなりました!
2019年9月に“Summer Jazz Seminar@魚沼vo.11”を開講して以来、今回はイベント名を改称して2年ぶりの実施となりました。
普段の”うおぬま Jazz Camp”では、数十人の受講生が新潟県魚沼市にある小出郷文化会館に集まり、2泊3日のジャズ漬け共同生活を送ります。
しかし、昨年新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックが発生し、2020年の”うおぬま Jazz Camp”は見送らざるを得なくなりました。今年に入ってもウイルスの感染拡大は収まる気配がなく、イベントの企画を始めた年初から開講そのものが危ぶまれる状況が続きましたが、「今年は何としてでも再開したい!」「2009年から続いてきたこのジャズのコミュニティを紡いでいきたい!」というスタッフ一同の強い想いから、オンラインでの開講を決断いたしました。
これだけ規模の大きなオンラインイベントの実施は、初めての経験です。
また、今年のジャズキャンプから、主催が『一般社団法人ジャズ・エクステンション・コミュニティ(JEC)』となり、JECにとっては記念すべきキックオフのイベントでもありました。
しかし、配信会場のbf Jazz School HAKUSAN Laboでは、コロナ禍当初から映像や音響機材をはじめ設備投資を行い、“井上智先生(gt)によるジャズ講座~セオリー&パフォーマンス~”をはじめとするオンライン型のセミナーや、オンサイトとオンラインのハイブリット型イベントの開催実績を積み重ねてきました。
今振り返ってみると、これらの実績はオンライン開催の”うおぬま Jazz Camp”への伏線だったと言えるかもしれません。
オンライン開催の最大のメリットは、参加場所を選ばないこと。今回の”うおぬま Jazz Camp”には、関東圏をはじめ東北や九州から受講の方々が集いました。プログラムの大半は2週間のアーカイブ視聴が可能で、ライブ配信を終えた今も日を追うごとに視聴数が増えています。全国各地で、場所も時間も選ばず、その人なりの方法で学びを深めていただいています。
豪華講師陣による充実のプログラムはオンラインでも健在。先生方にとってもオンラインの形態は初めての試みで、普段とは少し質の違う緊張や戸惑いを抱えている様子もありましたが、カメラの前でも持ち味や個性を存分に発揮していただきました。
「先生方のあたたかなコミュニティがとても心地よいです。」「どこでも誰も教えてくれなかったヒントを、すべての先生が惜しみなく教えてくださることに感動しました!」「すべての講座やレッスンが深く関わり合っていて、キャンプの意味がここにあると思いました。」「他楽器でも学ぶことがとても多かったので、もう一度全部視聴して学びます。」等々、先生方の愛情とエネルギー溢れるレッスンや講座は、今年も大反響でした。
従来の”うおぬま Jazz Camp”では受講生がいくつかのクラスに分かれ、各クラスの担当の先生による講義やレッスンを受けていましたが、今年のオンライン開催では全てのプログラムを受講できるため、先生ごとの特色の違いを存分に味わっていただけたかと思います。音楽の哲学に触れ、琴線に触れ、ノウハウを吸収し、自らの成長のきっかけを掴んだ方は多いのではないでしょうか。
※各レッスン・講座は、アーカイブにて9/11(土)もしくは9/12(日)まで購入・視聴可能です。
購入方法は文末をご確認ください。
東京のスタジオから配信するにも関わらず、「うおぬま」を冠したイベントで在るために…。いかに「うおぬま感」を演出するかという点が、今回イベントの企画を行ったスタッフのこだわりでした。
まず、新潟県内で生産されている日本酒やおつまみをオプション販売し、『前夜祭ちょい呑みセット』として、受講生のみなさまにはご自宅で新潟の味を楽しんでいただきました。
また、例年のキャンプでは、参加者・講師・コーチ・スタッフ全員が、受講期間中「ネームホルダー」を首から下げています。参加者の皆様には、閉講式後にそのネームプレートを記念としてお持ち帰りいただいておりますが、毎年コレクションとして集めてくださっている方もいらっしゃいます。今回はこれに代わるものとして、『前夜祭ちょい呑みセット』ご購入の方には、オリジナル缶バッチ(上部写真)を付けさせていただきました。先生方にも着けていただき、たかが缶バッチですが、「いつもの魚沼」のような一体感が生まれた気がいたしました。
さらに、”特別企画ジャズ駆け込み寺” というZoomミーティングを使ったライブ限定プログラムは、従来の”うおぬま Jazz Camp” 開講中、旅館でいただく夕食時などに繰り広げられるジャズ談義や、温泉に浸かった後の宴会の雰囲気を再現しようと企画しました。
前夜祭を兼ねた開講式では、小出郷文化会館の桑原幸子館長にもご参加いただきお言葉を頂戴し、2年ぶりの邂逅を画面越しに味わいました。
そうだとしても、こうすることもできる。
社会のあらゆるものがIT化される時代の潮流の中、離れていても集い学び合う術を誰もが使えるようになりました。しかし、いくら上手にインターネットを使うことができたとしても、人と人が直接関わり合うことでしか実現できないことがあるのもまた事実。こういったせめぎ合いや棲み分けは、今後もしばらく議論されながら新しい社会の試運転が続いていくでしょう。
今回、”うおぬま Jazz Camp Online2021″の開講期間中は、奇しくも東京都をはじめ全国各地で緊急事態宣言が発令される事態となり、結果的に従来通りの開催は非常に難しい状況でした。それでも、逆風の中にありながらオンラインでの開催が叶いました。
従来と同じ価値を提供できないとしても、新しい形でもできることを掘削し、この形でしかできないことをさらに深く掘り出すことができた事実は、今後も続く”うおぬま Jazz Camp “の歴史の中でとても大きな意味を持っていくことを確信しています。
“うおぬまJazz Camp Online2021″の開講に尽力し、関わり、楽しみ、気にかけていただいたすべての方々に、心からの御礼を申し上げますとともに、来年こそ、魚沼で!お会いできることを楽しみにしております。
↓受講されました方はアンケートのご協力をお願いいたします♪
*うおぬまJazz Camp Online2021受講後アンケート回答フォーム [回答期限:9/13(水)]
https://forms.gle/f97WBjEzarAWbvQDA
↓ぜひ、いいね!をお願いいたします♪
*JEC公式YouTubeチャンネル
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*JEC公式Facebookページ
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【アーカイブ視聴について】
今からでも一講座単位で下記(ツイキャスサイト)よりご購入いただけます♪
→ご購入はこちらから
知っておくべき、学ぶべき魅力的な講座がたくさん揃っています!
この機会を逃すと2度と見ることができない講座ばかりですのでお見逃しなく!!
↓ 9/11(土)まで視聴可能な講座 ↓
✽池田篤先生(sax)
“ジャズ即興演奏のための練習方法 Part1”
“ジャズ即興演奏のための練習方法 Part2”
“Saxophone公開レッスン”
✽高橋徹先生(drums)
“Drums公開レッスン”
“ディジー・ガレスピーってどんな人?”
✽椎名豊先生(piano)
“コンボ・アンサンブル”
“Piano公開レッスン”
✽金子健先生(bass)
“Bass公開レッスン”
✽椎名豊先生(piano)&高橋徹先生(drums)
“ピアノ・ドラムのコンビネーション”
↓ 9/12(日)まで視聴可能な講座 ↓
✽金子健先生(bass)
“ベーシック・アンサンブル”
✽井上智先生(guitar)
“スタンダードの覚え方”
“Guitar公開レッスン”
✽太田朱美先生(flute)
“コードレス・トリオ実践講座”
“フルフルフール〜フルートだらけのセッション&トーク”
✽ウィリアムス浩子先生(vocal)
“英語発音矯正〜歌心とGroove〜”
“Vocal公開レッスン”
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文:竹田宗一郎(JECスタッフ)