井上智先生による「ジャズ講座~セオリー&パフォーマンス~」Step1を開講・終了致しました♪

井上智先生による「ジャズ講座~セオリー&パフォーマンス~」Step1を開講・終了致しました♪

令和初開催 井上智先生による理論と実践のジャズ講座

自分なりの理論を築いてほしい

井上智先生による「ジャズ講座~セオリー&パフォーマンス」は、bf Jazz Schoolの看板イベントであり、秋告鳥でもあります。今秋もまだ残暑が僅かに残る9月中旬に始まり、10月26日をもって4回の講座を終了いたしました。

スクールも次々とやってくる台風の影響を受けました。9月初頭の台風15号が関東を襲った日はちょうど魚沼ジャズセミナー最終日で、新潟から帰京する我々を惑わし、白山ラボの軒先に植えられていた月桂樹の木は根こそぎ持っていかれました。そして、つい先日の台風19号上陸の際は、ちょうど本講座の第3回目の日とニアミスし、みなさまの安全を第一に、また交通機関の乱れも考慮して最終日に3,4回目を連続して行うよう変更いたしました。受講された皆様におかれましては、急な変更に対応していただいたことを改めて感謝申し上げます。

さて、今回Step1に集まったのは、ギター4名、フルート2名、ピアノ3名の計9名。大半の方が初受講でしたが、明るいキャラクターの持ち主が多かったせいか初回から温かい雰囲気が感じられました。積極的に質問する声がこんなにも飛び交うのは、珍しい光景でした。
本講座の基本となる数字システムを学び、トライアド(三和音)を主なテーマに据えて進められました。ジャズの理論書の多くは、「音名」や「音程」などの基本的な用語を文頭でさらっと抑えた後、すぐさま四和音やテンション、モードなどと進んでいくものが多い気がしますが、Step1は正真正銘トライアドのみにフォーカスしています。本講座にリピーターが多い理由の1つが、たった3つの音の組み合わせだけでこんなに広くて深い世界があるのかといつも思わされることです。最終回である受講生の方がおっしゃった言葉がとても印象的でした。「トライアドを極めるのに必要な時間は、半年、1年あっても足りない」。

講座の初回に井上先生から受講者の方々へ贈られた言葉が、心に残った方が多かったようです。

最終的には自分なりの理論を築いてほしい

すべての演奏家が各々の自分なりの音楽理論を構築する、そのきっかけであり、力となってくれるのが井上智先生です。
次回、春に開講の際は、あなたも受けてみてはいかがでしょうか?

文:竹田宗一郎(bf Jazz Schoolスタッフ)

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