7月23,24日と2日間に渡って
マリオン・カウィング氏によるプライベート・ヴォーカル・レッスンを開催いたしました。
受講されたのはbf Jazz Schoolの生徒さんをはじめ総勢18名。
スクール講師の平賀マリカ先生にもいらしていただきました。
また、ピアノ伴奏として森田竜也先生
通訳としてマリオン氏の御弟子さんでもあるヴォーカリストの高田恵美さんにサポートいただきました。
受講されたみなさんはヴォーカリストとしてのみだけでなく
“人としての生き方”が変わるほどのレッスンを体感されていらっしゃいました。
マリオン氏はお一人お一人の心と向き合い
個性を生かすためのあたたかな言葉とエネルギーを
受講生のみなさまにたくさん注いでくださいました。
なぜあなたは歌いたいの?
なぜこの曲を歌いたいの?
心の扉に手をかけ、優しく開いてくれるようなマリオン氏の言葉に
中には仕舞い込んでいた感情が引き出され
歌いながら思わず涙される方も…。
もちろん、ジャズヴォーカルにおける大切なこともたくさん伝えていただきました。
スキャットの必要性や発音、キーの選択、バンドへの指示の出し方など
目からウロコが出るほどのアドヴァイスばかりです。
しかし、そういった具体的な方法論も
マリオン氏の深い知識と経験
そして何より、温かい人柄による裏付けがあるからこそ
受講されたみなさんに届いてゆき
今もなお心の奥底に響いていることでしょう。
「歌に命が吹き込まれる瞬間に立ち会った…」そんな感動もいたしました。
マリオン氏の教えをできる限りたくさんの方に届けたく
最後にマリオン氏の言葉を2日間お世話になった高田恵美さんのFacebookから引用させていただきます。
何よりも大切なのは、なぜ自分が歌いたいのかを理解すること
そして自分の心に正直になって歌を伝えること。
聴いているお客様の内在する様々な感情を歌を通して気づかせてあげるのが歌手の仕事。
人間は感情を表に出すことができた時にとても楽になり
またそこから頑張ることができるから。
だから歌手という仕事は素晴らしいんだ。