8月3日に開催いたしました、Miles Griffith From NY “Jazz Vocal Master Class&Live”。
2018年来日の際に同マスタークラス&ライブを開催させていただき、今回6年ぶりのマイルスさん来日、そして開催となりました。
マイルスさんのものすごいプラスのエネルギーは6年経っても変わらず、ご登場の瞬間から空気が一変し、マイルスさんを中心に会場がひとつの渦となり盛り上がっていくのが分かりました!
マスタークラスの受講定員は8名様でしたが、募集開始からあっという間の定員。
みなさまそれぞれに、今回ぜひ学びたいテーマを持ち寄ってのレッスンとなりました。
お一人お一人に対する的確で分かりやすいアドバイスは、きっとみなさまの宝物になったのではないでしょうか!
そして、受講された方だけでなく、聴講されたみなさまにも大変学びの多いレッスンとなりましたことは、細やかにたくさんご記入いただいた終了後アンケートからも読み取ることができました。
聴講には、平賀マリカ先生、石川早苗先生ほかプロのジャズヴォーカリストの方もお越しくださいました。
マリカ先生からご感想をいただいておりますので、後述させていただきます。
レッスン後には、Miles Griffith(vo), 井上智(g), 金子健(b) によるスペシャルライブ!
実は事情があり当日のリハーサル無しとなったため、その場で繰り出すマイルスさんの音を聞きながらのライブはまさにインプロヴィゼーション!
Call & Responseもあり大いに盛り上がり、今ここでしか生まれない”JAZZ”を楽しんでいただきました!
以下、終了後にいただきましたアンケートの中から、一部抜粋しご紹介させていただきます。
・歌う時の姿勢、口の開け方、リズム(ダンス)に関するアドバイスが特に大変勉強になりました。
・ジャズ初心者なので、ヴォーカリストにとって何が必要なのか、言葉のすべてが学びになりました。
・自分はもちろん、他の方のレッスンもとても勉強になりました。
・発音(口の開け方)、発声、子音と母音などたくさんのアドバイスを聞くことができ大変充実した内容でした。
・スキャットについての新しい学びを得ました。
・先生の創造性の引き出しがすごかったです!
・ジャズのリズムなど本質を近距離で感じられたことが一番うれしかったです!
・曲をどのように聞かせるか?については目からウロコでした!
■平賀マリカ先生(聴講のご感想)
bf Jazz School で開催されたマイルス・グリィフィス氏のボーカルマスタークラスのワークショップに聴講に行って来ました。
とにかく私が新人の頃は向こうに行かなければ出会えない貴重なレッスンも、国内で受けられるのは、最近の生徒さん達は、恵まれています。いーなー、羨ましい。
マイクを使わないで地声を生かす、他の誰にもない自分自身の個性をクリエイティブするフレージング、スキャット、そして何より大事なのは自分に合ったキーを探す事。
あ,それと、発音ね。今回も参加者が言われていたLove の発音。私もニューヨークレコーディングで、”そんなLoveはアメリカにはない!”と、言われた事を思い出し、細かい発音は、日本語の言語の発声と微妙に違う。そこをクリアするのはどれだけ難しかったか。そんな事を思い出し、妙に納得しました。
わかってはいても本番は目の前にお客様もいるからなかなかできない事。
客観的に聴かせて頂き、とても勉強になりました。マイルスさんの明るいキャラが場を和ませてくれて、楽しかった。
それにしても参加された生徒さん達、とてもお上手でした。
しかし、まだまだ勉強せねば。
ジャズって音楽は奥が深いです。いくら勉強してもまだまだ足りない音楽。だから面白い。
平賀マリカ
文:bf Jazz School 牧野孝子